環境農学研究部門

環境に配慮した持続的農業生産への再構築を目的として,国内外のフィールドにおける農業と農畜産環境並びに自然環境を対象とした以下の4分野の研究を行う。

環境生態学分野

農畜産環境とそれに関わる多様な生物群(ほ乳類,鳥類,昆虫,植物,微生物等)を対象に農畜産物の安全性,有害・有用生物の管理,自然環境の保全等について,個体から生態系レベルまでのマクロな生命現象に関する基礎・応用研究を行う。

農業経済学分野

食と農の安全性・持続性・生産性のバランスがとれた経営・経済システムの構築を目的とする。そのため,環境と調和した農業経営と多面的な機能に配慮した地域農業の確立,消費者から信頼される安全な農畜産物の需給に関する研究を行う。

農業環境工学分野

先進的な大規模畑作畜産業を背景に,豊かな自然空間を維持しながら高度な農業生産システムの構築を目指す。生産基盤である農地の土と水,農村整備,農業気象,及びトラクターや農作業機械,農業エネルギー,廃棄物処理,スマート農業等についての工学的な手法を活用した研究を行う。

植物生産科学分野

わが国の食料基地に位置づけられる北海道十勝地域の地の利を活かし,安全な農作物の持続的生産を実現するために,土壌環境と病害虫の制御から植物の育種,生理,成体までを対象とした基礎と応用を研究する。

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