本学では、学生が受講している授業科目の一部を市民の皆様に公開しています。公開する授業科目は、基礎科学分野等の知識と興味を育むことを目的に、開講している授業です。
帯広畜産大学公開講座 令和5年度前期「市民開放授業」募集案内
受講にあたって
- 対 象:一般市民
- 授業期間:令和5年4月5日(水)~令和5年8月16日(水)の間で週1回、全15回程度
- 授業形態:帯広畜産大学講義室にて対面受講、もしくはオンライン受講(Zoom)
- 受講料金:1講座当たり9,200円
- 申込期間:令和5年2月27日(月)~令和5年3月31日(金)まで
申込方法について
【窓 口】
教務課窓口にて申込書をご提出された際に払込票をお渡しします。
【郵 送】
申込書が届き次第、記載された住所に払込票を送付します。
【メール】
申込書が届き次第、記載された住所に払込票を送付します。下記申込書の必要事項をメール本文に記載し、〈gakumu@obihiro.ac.jp〉へメールをお送りください。記載された住所へ払込票を送付します。
払込票を受取後、申込期間中に受講料をお振込みください。
※入金後は、理由如何に関わらず返金できませんのでご了承願います。
お問合せ先
国立大学法人北海道国立大学機構 帯広畜産大学 教務課 教務係
〒080-8555 北海道帯広市稲田町西2線11番地
Tel:0155-49-5331/5294
Fax:0155-49-5420
E-mail:gakumu@obihiro.ac.jp
その他
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対面又はオンラインにより受講することができますが、学期の途中でオンライン受講のみの回が発生する場合があります。ご自宅のネットワーク環境やパソコン等のオンライン受講が可能な環境を予め整えていただきますようお願いします。またオンライン受講にかかる通信料等は自己負担となります。
- 地球科学概論については、対面受講のみ申込可能です(オンライン受講不可)。
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講座の7割以上出席した場合は、本学の修了証書を授与します。
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本学学生と共に受講しますが、所定の単位を与えることはできません。
開講講座内容
講座名:地球科学概論 ※対面受講のみ
講師:木村 賢人
金曜日 10:30~12:00
人間が社会生活を営む上で、地球科学の基礎知識は不可欠である。農業の基盤となる土地や地形、土壌の素となる鉱物や岩石、災害に直結する地震や火山、日常生活に影響する気象や海洋、そして過去の地球の歴史を語る地層や化石、いずれの知識も私たちが学ぶ自然科学や社会科学に土台として繋がっている。本講義ではこれらの基礎知識について解説する。
講座名:近現代史
講師:佐々木 洋子
金曜日 14:45~16:15
19世紀ヨーロッパ世界が共有した価値観は、その後広く世界に受け入れられるに至った。フランス革命を機に、自由や平等という概念、あるいは人権という考え方が広められ、あるいはまた、イギリス議会が経験してきた王権との確執は、議会制民主主義の意義を人々に認識させた。わけても国民国家のシステムは、20世紀初頭の世界を席巻したかのように見えた。均質化された国民を創出することによって、国家は経済発展と軍備拡張の実現を容易にし、強国を生み出した。だがそれは、続く帝国主義の時代において示されるように、多くの矛盾を露呈したのである。こうした歴史の過程を分析することによって、これを基盤として成立した、現代社会の問題点を考える。本講義は、高校世界史の知識が充分でない受講者にも、広く近代の歴史的経験を学び、新しい人や社会のつながりについて考察する機会となる。
講座名:教育原理
講師:平舘 善明
火曜日 10:30~12:00
教育の目的・意義・方法・内容などについての基本的原則や理論的基礎を学ぶ。ディスカッション形式をとりいれながら、受講生各自が教育のあり方についての一定の見解をもつとともに、教育的視野をもって社会の諸問題をみる目を養う。
講座名:家畜家禽論
講師:西田 武弘 他
月曜日 8:45~10:15
人間が動物の生産物を利用するために作り上げた鳥や動物、すなわち家畜と家禽について、人間と関わりが深く、世界で広く飼養されている乳牛、肉牛、羊、豚および鶏について、これらの品種と特性について解説する。あわせて、日本と世界における飼養と利用の現状を交えて解説するとともに、家畜および家禽の飼養におけるトピックスについても紹介し、家畜と家禽に対する理解を深めることを目標とする。
講座名:農業と経済
講師:三宅 俊輔 他
金曜日 8:45~10:15
時事的テーマを取り上げ,食と農が私たちの暮らしや社会とどのように関わっているのか,そこで生じている問題に社会としてどのように対処できるのかについて講義します。
講座名:農畜産関係法
講師:野原 香織
水曜日 10:30~12:00
農産物の生産で最も重要なことは、食品としての安全性を確保することである。そのためには生産者倫理や消費者意識といった個人の努力だけでなく、生産から消費にいたるまでの明確なルールづくりが不可欠となる。農畜産業に関する種々の法律は、国家による強制力をもつルールとして「食の安心・安全」を支えている。近年、「食」をめぐる国際情勢の変化や科学技術の進歩、そして社会問題となった「食品スキャンダル」などをうけて、農畜産業および食品安全に関する法制度は転換点を迎えつつある。この授業では、わが国の農畜産業の現状と課題をふまえたうえで、関連する法制度を具体的な事例を交えて学び、さらに現在の法制度が抱える問題点の解決策を考えるために必要な法的思考力を養う。
講座名:共通教育総合Ⅰ(家畜と環境問題)
講師:西田 武弘
水曜日 8:45~10:15
家畜と環境問題には双方向性がある。すなわち、家畜飼養に起因する地球環境問題と地球環境問題が家畜生産に及ぼす影響である。本授業科目ではこれらの双方向性の課題についてやさしく解説し、内在する環境衛生諸問題を理解するための基礎力を養う。
講座名:共通教育総合Ⅰ(とかち学 ~十勝のキーマンから学ぶ~)
講師:東 陽介 他
水曜日 8:45~10:15
この授業では、大学生活の4年間を過ごす十勝地域について、歴史、文化や自然環境といった十勝の「特色」に加え、第一次産業および第二次産業を中心とする「産業」、地方の人口減少に起因する様々な地域の課題に対する「地方創生」の取組みについて、行政機関、地域団体、民間企業経営者等から講師を招き、その現状や課題、将来展望について学びます。更に、十勝地域の本学への期待と役割について理解を深めるとともに、十勝に住む方が感じる地域の魅力に触れることで、十勝に対する理解を深めます。