教育プログラム

 

■数理・データサイエンス・AI教育プログラム

プログラムの目的

本プログラムでは,数理・データサイエンス・AIへの関心を高めるとともに,数理・データサイエンス・AIを適切に理解してそれを活用する基礎的な能力を身につけ,課題を解決するための実践的な能力を育成することを目的としています。

数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル) 

※現在,認定申請中です。

履修対象者

「リテラシーレベル」プログラムは,令和6年度以降に入学するすべての学部学生を対象とします。

プログラムの概要

データサイエンスとAIを含む関連テクノロジーが社会,産業,学術研究の基盤となるなか,数理的理解に基づきそれらを適切に活用する素養としての「データリテラシー」が大学生に求められています。本プログラムでは,基礎的なデータリテラシーを構成する知識,技能,心構えを身につけ,より進んだ内容の学習や応用に備えることを目指します。プログラムの前半では講義形式を中心として,数理・データサイエンス・AIと実社会・実生活および獣医農畜産学関連研究との結びつきに関する動向,課題,可能性について学び,後半では演習形式を中心として,スプレッドシート(表計算ソフト)および導入的な統計プログラミングにより,データの統計的処理,表現,分析のプロセスについて学びます。

 

プログラムの修了要件

以下の科目を履修し修得した者に対し,本プログラムの修了を認定します。

科目名 科目責任者 単位数 開講期
データサイエンス入門 太田 洋輝 1年次前期

※「リテラシーレベル」プログラムは上記1科目で構成されています。授業内容・授業方法等の詳細はシラバスをご参照ください。

プログラムの自己点検・評価

令和6年度 数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)自己点検・評価報告

数理・データサイエンス・AI教育プログラム(応用基礎レベル)   

※現在,認定申請予定です。

履修対象者

「応用基礎レベル」プログラムは,令和7年度以降に入学するすべての学部学生を対象とします。

プログラムの概要

獣医農畜産学を含む実学分野においては,データリテラシーに加えて,数理・データサイエンス・AIに関するスキルを,課題発見・解決,価値創造,意思決定へと実際に応用する能力・視点が求められます。本プログラムでは,リテラシーレベルの知識,技能,心構えを基盤とし,広くさまざまな分野に共通して必要となる基礎力を,主に必修科目を通じて身につけます。次いで,それらの各専門分野への応用力は,個々の関心や分野の特性に応じて,実践的な題材を用いた演習・実習を柔軟に選択して学習します。

 

プログラムの修了要件

下表のとおり,必修4科目6単位,選択必修2科目2単位以上を履修し修得した者に対し,本プログラムの修了を認定します。

科目群 科目名 獣医 家畜 生態 食品 経済 工学 植物 科目責任者 単位数 開講期 プログラム要件
データサイエンス基礎

データサイエンス入門

太田洋輝

1年前期

必修

データサイエンス演習(データとAI)

斉藤 準

1年後期

選択必修
1単位以上

データサイエンス演習(計算科学)

太田洋輝

1年後期

データサイエンス演習(統計学A)

茅野光範 

2年前期

データサイエンス演習(統計学B)

茅野光範 

2年前期

数学・統計学

数理統計入門

太田洋輝

1年後期

必修

統計学

茅野光範 

1年後期

必修

数学概論

太田洋輝

1年前期

必修

データサイエンス応用

農業とテクノロジー

宗岡寿美

1年後期

選択必修
1単位以上

植物生態学

 

川村健介

2年後期

農業統計学

 

太田洋輝

2年後期

生物統計学

 

茅野光範 

3年後期

生物統計学演習 

 

 

 

 

 

 

茅野光範 

2年後期

家畜育種学II 

 

 

 

 

 

 

萩谷功一

3年後期

家畜育種学演習 

 

 

 

 

 

 

萩谷功一

3年後期

家畜生産統計学演習

 

 

 

 

 

 

口田圭吾

3年後期

環境生態学実習I 

 

 

 

 

 

 

熊野了州

3年前期

環境生態学実習II 

 

 

 

 

 

 

山内健生

3年後期

食品科学基礎実習I

 

 

 

 

 

 

高田兼則

3年前期

食品科学基礎実習II

 

 

 

 

 

 

高田兼則

3年前期

食品科学基礎実習III

 

 

 

 

 

 

高田兼則

3年前期

農業経済学実習I

 

 

 

 

 

 

窪田さと子

2年後期

農業経済学実習II

 

 

 

 

 

 

岩本博幸

3年前期

農業経済学実習III

 

 

 

 

 

 

河野洋一

3年後期

生物生産機械・環境工学実習I

 

 

 

 

 

 

宮竹史仁

2年後期

植物生産科学実習I

 

 

 

 

 

 

大西一光

3年前期

植物生産科学実習II

 

 

 

 

 

 

秋本正博

3年後期

※各科目の授業内容・授業方法等の詳細はシラバスをご参照ください。

プログラム修了認定書

各プログラムの修了要件を満たした者全員に対して,プログラムの修了認定書を授与します。
※プログラムへの参加申し込み等は必要ありません。

プログラム実施体制

運営責任者 副学長(教育・入試・学生支援担当)・大学教育センター長
プログラムの改善・進化 大学教育センター教育支援室
プログラムの自己点検・評価 大学教育センター教育支援室

 

■学際教育プログラム

本学畜産学部畜産科学課程では,国際的視野を涵養するとともに卒後の社会実践力を育成するため,分野横断的な3つの学際教育プログラムを設置しています。対象は平成30年度以降入学畜産科学課程学生です。

プログラムの履修にあたっては,下記申請書を教務課へ提出してください。申請書の提出期間は各学期の履修登録期間です。

学際教育プログラム履修申請書(Word)

3つの学際教育プログラムの内容は,下記のとおりです。

国際教育プログラム
大学院進学プログラム
動物医科学コース進学プログラム

国際教育プログラム

プログラムの概要

現代社会では,農業や食料に関わる様々な職場において国際事情,諸外国との関係,外国人との交流等を重要視しなければなりません。また,農学,畜産科学,獣医学は地球規模課題である食料安全保障,環境問題,エネルギー問題,感染症等と密接に関連します。本学畜産学部では,各専門ユニットの教育科目において国際的視野を醸成するための教育を実践しますが,さらに,学部卒業後または大学院進学・修了後速やかに国際舞台で活躍したいと考えている学生,組織の国際部門で活躍したいと考えている学生等を対象に,外国人との高いコミュニケーションスキルの習得や地球規模課題が顕著である開発途上国の獣医農畜産事情等を深く理解するために効果的な科目を履修するモデル「国際教育プログラム」を用意し,サポートする体制をつくっています。

自分の目指す進路において国際的な活動を強く意識する学生は,以下の科目を履修することを推奨します。

履修科目

科目コード 科目名 科目責任者 単位数 開講期 履修方法
基盤教育 生きる基盤(コア科目) 4単位以上
(連携教育総合Ⅰ・Ⅱは,毎年教育支援室が指定する科目を対象とする。)
361100 政治学 Romero 2 4
基盤教育 生きる基盤(発展的科目・国際科目)
363010 日本と世界の食文化 Romero 2 1
363030 国際関係論 佐々木 洋子 2 4
363040 風土と酪農・農業 平田 昌弘 2 4
363050 表象文化論 時岡 裕純 2 7
共通教育 発展科目(農業経済学ユニット) 2単位
425940 国際開発経済学 耕野 拓一 2 5
共通教育 発展科目(国際教育科目) 12単位
(「海外フィールドワーク」と「国際開発フィールドワーク」は,どちらか1科目を選択する。)
427110 海外フィールド展開入門 相内 大吾 2 2
427115 国際農畜産開発論 平田 昌弘 2 3
427140 海外実習 耕野 拓一 2 5~6
427150 国際協力ディベート論 耕野 拓一 2 5
427160 海外フィールドワーク Romero 2 5~8
427170 国際開発フィールドワーク 耕野 拓一 2 7,8
427180 Advanced seminar 耕野 拓一 2 1~8

*海外実習に関しては2年次後期までに取得したTOEIC600以上のスコア(学内TOEIC-IPテストでも可)があれば,海外実習を履修することができることとします。また,ディプロマ取得には,卒業時にTOEIC700以上のスコア(学内TOEIC-IPテストでも可)が必要となります。

履修方法

入学時のオリエンテーションおよび1年次のキャリア教育Ⅰにおいて,国際教育プログラムについての説明を聞いた後,指定された履修科目を修得していきます。

なお履修科目については,国際教育プログラムサポート教員からの履修指導を受けた上で,授業計画を立ててください。また,3年次の前期開講の「海外実習」は実費15万程度が学生の自己負担となり,なおかつ希望者が多い場合,語学等の成績やTOEIC等により英語のコミュニケーション能力等の進捗状況を測り選考する場合があります。

ディプロマの取得

指定された全ての履修科目を取得し,TOEICのスコアが700以上(学内TOEIC-IPテストでも可)の者を国際教育プログラム単位取得者とし,取得を明記したディプロマ(単位取得証明書)を授与します。

支援組織

各ユニットから出されたサポート教員で構成される支援組織が,国際教育プログラムを支援します。支援組織は国際教育プログラムの次の点をサポートします。1)履修科目の運営,2)海外実習の実施,3)その他,国際教育プログラムに関する事項

サポート教員 メールアドレス
耕野 拓一(リーダー) kono@obihiro.ac.jp
獣医学ユニット 松井 基純 mmatsui@obihiro.ac.jp
家畜生産科学ユニット Acosta Ayala Tomas Javier tjacosta@obihiro.ac.jp
環境生態学ユニット 赤坂  卓美 t.akasaka@obihiro.ac.jp
食品科学ユニット 韓 圭鎬 tokuji@obihiro.ac.jp
(農業経済学ユニット 耕野 拓一) kono@obihiro.ac.jp
農業環境工学ユニット 木村 賢人 masa-k@obihiro.ac.jp
植物生産科学ユニット 相内 大吾 aigo@obihiro.ac.jp
人間科学研究部門 Marshall Smith marshall@obihiro.ac.jp

大学院進学プログラム

プログラムの概要

本学大学院又は他大学大学院進学を目的として、英語科目を3年次後期までに履修した上で、本学大学院の指定する授業科目を4年次に履修することができるプログラムです。

英語科目は、5科目(10単位)をA以上、またはTOEICのスコア650以上を目指してください。TOEICのスコア650(出願締切日から過去2年度以内に取得したものに限る。)であれば、本学大学院入学時の外国語の試験は免除されます。

また、上記の英語科目についての条件を3年次後期までにクリアした場合、大学院の授業科目を4年次に6単位を限度として履修できることとします。履修した科目の単位については、本学大学院入学後に、修了要件となる単位として認定できるものとします。

履修科目

科目コード 科目名 科目責任者 単位数 開講期 履修方法
基盤教育 共通基盤(英語) 10単位をA-以上または
TOEIC 650以上のスコアを取得すること
371210 English Ⅰ 各英語教員 2 1
371220 English Ⅱ 各英語教員 2 2
371230 English Ⅲ 各英語教員 2 3
371240 English Ⅳ 各英語教員 2 4
371250 English Ⅴ 各英語教員 2 6
以下の大学院科目は3年次後期までに上記の英語科目10単位を修得するか,TOEIC650以上のスコアで履修可能になりますが,大学院科目を履修しなくてもディプロマは授与します。
先取りで履修し修得した大学院科目の単位は学部における卒業要件単位にはカウントされませんが,大学院に進学した場合,大学院の共通必修科目として単位認定することができます。
大学院 共通必修科目  
科目名 科目責任者 単位数 開講期
農畜産環境科学特論 押田 龍夫 2 7
English Communication for Science 英語教員 2 7

履修方法

履修科目については,入学前オリエンテーション,1年次後期のキャリア教育Ⅰにおいて履修指導の説明を受けた上で,授業計画を立ててください。

デイプロマの取得

指定された全ての履修科目を取得した者を大学院進学プログラム単位取得者とし,取得を明記したディプロマ(単位取得証明書)を授与します。

支援組織

教育支援室

動物医科学コース進学プログラム

プログラムの概要

本学大学院,畜産科学専攻博士前期課程「動物医科学コース」進学を目指す学生のためのプログラムです。

家畜を含めた動物一般の疾病やその診断・治療,また体の仕組みや調節機構をより詳しく知りたいと考える学生に対し,基礎生物学や農畜産学の基礎を学ぶことを目的としています。

英語科目は,5科目(10単位)をA-以上,またはTOEICのスコア650以上を目指してください。TOEICのスコア650(出願締切日から過去2年以内に取得したものに限る。)であれば,本学大学院入学時の外国語の試験は免除されます。

英語科目以外では共通教育基礎・発展科目の中から,以下の科目表を参考に履修してください。

科目コード 授業科目名 科目責任者 単位数 開講期 履修方法
基盤教育 共通基盤(英語) 10単位をA-以上または
TOEIC 650以上のスコアを取得すること
371210 English Ⅰ 各英語教員 2 1
371220 English Ⅱ 各英語教員 2 2
371230 English Ⅲ 各英語教員 2 3
371240 English Ⅳ 各英語教員 2 4
371250 English Ⅴ 各英語教員 2 6
科目コード 授業科目名 科目責任者 単位数 開講期 履修方法
共通教育基礎科目 7単位以上
(「動物医科学入門」を含む)
421150 家畜生産と獣医学 松井 基純 2 3
421160 生態学(生態必修) 熊野 了州 2 3
421170 遺伝学 加藤 清明 2 3
421250 生命と福祉 渡邊 芳之 2 3
421260 細胞生物学 中馬 いづみ 2 4
421270 微生物学 大和田 琢二 2 4
421295 数理統計入門
(生態・経済・工学必修)       
太田 洋輝 1 4
421305 統計学
(生態・経済・工学必修)
茅野 光範 1 4
421345 動物医科学入門 上川 昭博 1 6
共通教育発展科目 7単位以上
(家畜生産科学ユニット)
425040 家畜生体機能学Ⅰ 手塚 雅文 2 4
(食品科学ユニット)
425655 医学概論 川畑 秀伸 2 4
(獣医学ユニット)
426820 臨床応用免疫学 五十嵐 慎 1 6
426845 実験動物学・獣医遺伝学 福本 晋也 2 6
426870 応用動物衛生学 滄木 孝弘 1 6
426880 分子遺伝情報科学 玄 学南 1 7
426900 細菌学 豊留 孝仁 1 3
426910 獣医公衆衛生学 佐々木 貴正 1 4
426930 病態薬理学 石井 利明 2 4
426950 応用毒性学 久保田 彰 1 6
425380 獣医疫学 茅野 光範 1.5 6
展開教育・家畜生産科学ユニット
610160 家畜生産衛生学 草場 信之 2 6
展開教育・食品科学ユニット
630140 環境衛生学 豊留 孝仁 2 8
  • 上記科目表にある所属ユニット外の展開教育科目を履修したい場合は,教育支援室の許可が必要になりますので,履修登録時に申し出てください。
  • 他ユニットの展開教育科目を履修した場合,卒業要件単位にはなりません。

例:共通教育発展科目・展開教育科目の履修例

  • 家畜生体機能学Ⅰ+家畜生産衛生学+獣医公衆衛生学+病態薬理学→7単位
  • 家畜生体機能学Ⅰ+家畜生産衛生学+応用毒性学+環境衛生学→7単位
  • 家畜生体機能学Ⅰ+家畜生産衛生学+分子遺伝情報科学+実験動物学・獣医遺伝学→7単位
  • 環境衛生学+分子遺伝情報科学+臨床応用免疫学+病態薬理学+医学概論→8単位
  • 環境衛生学+医学概論+病態薬理学+獣医疫学+実験動物学・獣医遺伝学→9.5単位
  • 家畜生体機能学Ⅰ+分子遺伝情報科学+実験動物学・獣医遺伝学+環境衛生学+細菌学→8単位

 

履修方法

入学時のオリエンテーション及び1年次のキャリア教育Ⅰにおいて,本プログラムについての説明を聞いた後,指定された履修科目を修得していきます。なお履修科目については,所属ユニットの指導教員,動物医科学コース進学プログラム担当教員に相談し,授業計画を立ててください。ディプロマの取得指定された全ての履修科目を取得し,申請した場合,ディプロマ(単位取得証明書)を授与します。

支援組織

教育支援室,大学院動物医科学コース担当教員

お問い合わせ

教務課教務係
Tel: 0155-49-5294
8:30~17:15