菅原 雅之 准教授 SUGAWARA Masayuki

My Dream微生物の研究を通じて食料の安定供給に貢献する

研究テーマ醸造微生物と植物共生細菌に関する研究

研究分野

醸造微生物学, 応用微生物学, ゲノム微生物学

キーワード

清酒醸造, 酵母, 乳酸菌, 遺伝子, ゲノム, 微生物間相互作用, 植物微生物間相互作用, 共生

卒業研究として指導可能なテーマ

清酒の醸造過程における微生物の生態と相互作用に関する研究
醸造微生物に関する研究
米ぬかと酒粕の農業利用に関する研究
植物共生微生物に関する研究

メッセージ

微生物は私たちの生活において不可欠な存在ですが、その生態や機能について知られていないことがたくさんあります。私はこれまで微生物の植物との共生相互作用を題材に、研究から新たな発見をすることに魅力を感じてきました。現在は広大な大地と新しい酒蔵のある恵まれた環境で、清酒醸造の微生物の研究にチャレンジしています。こんな研究がしたいとか、産業利用に貢献したいなど、微生物に働きに興味を持たれた方はお気軽に研究室までお越しください。短い学生生活ですので、ぜひ研究を楽しみましょう。

学位 博士(生命科学)
自己紹介

仙台出身です。これまで植物と微生物の共生に関する研究に携わってきましたが、現在は帯広での生活を楽しみながら異なる研究分野へ挑戦しています。

居室のある建物総合研究棟III号館
部屋番号303号室
メールアドレス msugawara atmark obihiro.ac.jp

所属・担当

研究域生命・食料科学研究部門/食品科学分野/食品機能学系
学部(主な担当ユニット)食品科学ユニット
大学院(主な担当専攻・コース)畜産科学専攻食品科学コース

研究紹介

人の食生活において微生物の働きはとても重要です。例えば日本の伝統的な食品である味噌、醤油、清酒は、微生物の発酵作用を利用して醸造されることはよく知られています。米からアルコールを生成する清酒醸造の過程では、主役の麹菌や酵母以外にも乳酸菌をはじめとする様々な微生物が協調して働き、清酒の質・香味の違いに影響を与えます。また醸造食品の原料にもなる大豆や稲といった作物も、共生する微生物がその成長に大きな影響を及ぼしてます。私はこのような微生物間、植物ー微生物間相互作用のメカニズムを遺伝学、生態学、ゲノム科学的な見地から研究し、豊かな食生活へ向けた微生物の有効利用を目指して研究を行なっています。

現在取り組んでいる研究テーマ一覧

清酒の醸造過程における微生物の生態と相互作用に関する研究
醸造微生物の遺伝子機能の解明
米ぬかと酒粕の農業利用に関する研究
植物共生微生物の宿主特異性に関する研究

関連産業分野 醸造, 農業
所属学会 日本ゲノム微生物学会, 植物微生物研究会, 日本農芸化学会, 日本微生物生態学会
学歴・職歴 2001年 石巻専修大学 理工学部 卒業
2003年 東北大学 大学院生命科学研究科 生態システム生命科学専攻 博士前期課程修了
2007年 東北大学 大学院生命科学研究科 生態システム生命科学専攻 博士後期課程修了
2007-2012年 ミネソタ大学 博士研究員
2012-2014年 北海道大学 地球環境科学研究院 博士研究員
2014-2020年 東北大学 大学院生命科学研究科 助教
2020年- 現職