渡辺 純 教授 WATANABE Jun

研究テーマプロバイオティクス乳酸菌、腸内細菌の機能性解明

My Dream食品の機能性研究から地域産業に貢献

所属・担当

研究域生命・食料科学研究部門/食品科学分野/食品機能学系
学部(主な担当ユニット)食品科学ユニット
大学院(主な担当専攻・コース)畜産科学専攻食品科学コース
研究分野 食品機能学, 食品科学, 応用微生物学
キーワード プロバイオティクス, プレバイオティクス, 腸内細菌, 乳酸菌, 機能性食品

研究紹介

特定保健用食品や機能性表示食品に代表されるように、食品の生体調節機能が広く知られることとなりました。また、私たちの消化管には膨大な数の腸内細菌が棲みついており、私たちの健康維持に重要であることが認識されて注目されています。腸内細菌のうち善玉菌の1つとしても知られる乳酸菌ですが、発酵食品などの製造にも重要な役割を果たしています。摂取した際、私たちの健康維持に役立つ微生物をプロバイオティクス、消化管内で善玉菌を増やすことによって健康維持に役立つ食品素材をプレバイオティクスといいます。発酵食品から分離したプロバイオティクス乳酸菌の機能性や、プレバイオティクスなどによって消化管内の環境を改善することで食品のもっている機能性をさらに向上できないかに注目して研究しています。

現在取り組んでいる研究テーマ一覧

乳酸菌による体内時計改善を介した代謝調節機構の解明
食品中の機能性成分の腸内細菌による変換の解析
乳酸菌の培養条件による免疫調節の差異とその作用機序解析

関連産業分野 食品, 畜産
所属学会 日本農芸化学会, 日本栄養・食糧学会, 日本食品科学工学会, 日本食品免疫学会
学位 博士(農学)
自己紹介

千葉県出身、2020年4月よりポスドク以来の北海道に戻ってきました。研究機関・企業・大学で食品の機能性に関する研究や開発に取り組んできました。趣味は自転車、大学にも天気が悪くなければ自転車で来ています。

居室のある建物総合研究棟Ⅲ号館
部屋番号408号室
メールアドレス nabej atmark obihiro.ac.jp

メッセージ

大学では専門知識を身につけることも大切ですが、これからの科学技術の発展を担う人材として、講義や卒論・学位論文研究を通じて科学的な物事の考え方を身につけてもらうことが最も重要なことだと思っています。
論文発表だけでなく、地域産業の発展にもつながっていくような研究を一緒にしていきましょう。こんな研究内容がおもしろそうだとか、こんな研究がやってみたいなどありましたらどんどん聞かせてください。どうぞ気軽に研究室までお越しください。