小嶋さくらさん(博士前期課程 畜産科学専攻 環境生態学コース令和7年3月修了)、菊池隼人さん(同コース令和4年3月修了:現・鹿児島大学特任研究員)、環境農学研究部門の 押田龍夫教授および山内健生准教授が、都市有害生物管理学会論文奨励賞を受賞し、都市有害生物管理学会第47回大会(3月20日(金):千葉県立中央博物館)において、表彰が行われました。
受賞論文は、『北海道帯広市において動物の巣材とベイトトラップから採集された小蛾類』で、哺乳類の毛皮や乾燥した筋肉などを餌(ベイト)として用いた保湿性の高い新型ベイトトラップを開発し、寒冷地域の野外においてケラチン食の蛾類を効率的に捕獲できることを示しました。
この研究成果は、自然界で小動物の巣材から発生するケラチン食蛾類を効率的に捕獲できることを示したものであり、家屋害虫を含むケラチン食蛾類の生態解明や防除に関する研究への応用が期待されます。
押田教授は「本学大学院を修了した小嶋さんと菊池君の努力の成果が実りました。自然生態系の中で全ての生命は間接的・直接的に繋がっていますが、本研究では“野生哺乳類と昆虫類の繋がり”が見事に示されています。本受賞を契機に、生命の繋がりを基軸とした研究活動が今後益々発展することを願っています。」と語りました。
山内准教授は「受賞対象の論文は、本学を修了した小嶋さんと菊池君が大学院生時代に実施した地道なフィールドワークと試行錯誤の賜物です。彼らの努力が、論文奨励賞という形で高く評価されたことを大変嬉しく思います。現在、それぞれの新天地で活躍する二人にとっても、この受賞が大きな励みになることを願っています。」と語りました。
