11月14日(水),15日(木)に愛媛県・松山市で開催された第56回肉用牛研究会愛媛大会において,大学院畜産学研究科畜産科学専攻家畜生産科学コース1年の後藤 弥子さんが「黒毛和種における枝肉格付形質及び画像解析形質に対する母方祖父の効果」と題した発表で肉用牛研究会奨励賞を受賞しました。
一般的に母方祖父の能力は,子に対して25%程度影響します。しかし,近年,生産現場では,特定の種雄牛において,父としての能力と母方祖父としての能力が著しく異なることが注目されています。
後藤さんは,特に筋肉内脂肪に関係する形質において,種雄牛によっては母方祖父となったとき,より能力を発揮する,あるいは発揮しない個体も存在していることを明らかにしました。また,ある特定の種雄牛においては,そのような現象が性別によって効果の大きさが異なることも確認されました。
後藤さんは,「このような賞をいただき大変うれしく思います。発表後には多くの方から研究に対するご助言をいただき,大変勉強になりました。本研究にあたり,ご指導いただいた口田先生ならびに萩谷先生,研究室の皆さんに深く感謝いたします。」と受賞の喜びを語りました。