本年3月末で退職される大和田 琢二教授、栁川 久教授、小川 晴子教授、宮本 明夫教授の最終講義が、3月6日(木)に帯広畜産大学講義棟で行われました。
最初に、大和田教授が、「植物と共生する微生物から学ぶ」と題して、学生時代の卒論や、これまでに行った研究の内容、研究の始まりのきっかけとなった恩師とのできごとについて講義を行い、これまでにお世話になった方々の写真を紹介しながら感謝の言葉を述べられました。
引き続き、栁川教授は、「野生生物も、人も、被害者にも加害者にもならないために」と題して、ご自身の研究生活を振り返りながら、数年前からクマを研究するに至った経緯や、野生生物と共存するための方法を、これまで行ってきた活動を具体的に示しながら講義を行いました。
次に、小川教授は、「歩んできた道ー感謝を込めてー」と題して、着任された当時の研究環境を振り返り、どのようにウイルス感染症に関する研究内容を進められてきたのか、データを交えて講義され、これまでの経験から得られた知見をもとに、改めて「研究に必要なこと」をお話されました。
最後に、宮本教授は「帯広畜産大学は人と環境に恵まれた素晴らしい大学だと思います。本当に楽しく、お世話になりました。ありがとうございました!」と題して講義を行いました。講義では、各国で国際的に活躍されている研究者と研究に関わる議論をしながら、よりよい研究をするために積極的にコミュニケーションを図ったとお話されました。また、宮本教授が生きる源として挙げた「ビール」も良好な関係を築く一つのツールとなり、これまで関わった研究者からの協力を得ながら、研究活動を進められたと述べました。また、研究活動で関わった方々は「仲間」であり、改めて「ありがとう」と伝え、講義が終了しました。
講義終了後には、先生方の長年にわたる教育・研究及び指導に対し、感謝を込めて教職員、学生から花束が贈呈されました。




