2月26日(水)に、帯広畜産大学と北海道自然電力株式会社は「営農型太陽光発電に関するパイロット実験の現地見学会ならびに講演会」を開催しました。
帯広畜産大学と北海道自然電力株式会社は、令和6年8月20日に北海道十勝の農畜産業における営農型太陽光発電実証研究等を通して、十勝地域のカーボンニュートラルの実現及び持続的発展に貢献するため、連携協定を締結しています。
この度、連携の一環として、帯広畜産大学の実習圃場にて、両面にパネルを備えた垂直型と傾斜型の太陽光発電設備を設置し、発電量の比較等を行うパイロット実験を開始しました。
実験では、次年度に予定している大規模圃場試験に先行し、十勝地域における基本性能の確認と今春以降の作物の生育への影響調査の準備を進めています。この取り組みに伴い、関係者向けに現地見学会および講演会を開催し、63名が参加しました。
講演会では、株式会社道銀地域総合研究所 土屋俊亮会長が登壇し、気候変動や人口変化等が十勝の基幹産業である農業に及ぼす影響について解説しました。特に、日本の食の安全保障に貢献する十勝地域の農畜産業分野において、再生可能エネルギーを活用し、持続可能な方法でエネルギー自給率を高めていくことの重要性を述べ、この取り組みが今後の十勝地域だけではなく日本全体の活性化につながることを示唆しました。
また、北海道自然電力株式会社 堂屋敷誠代表取締役副社長より、パイロット実験の概要についての説明があり、その後、実験圃場に設置された太陽光発電設備を実際に見ながら現地説明を行いました。
このパイロット実験の結果は、今後は帯広畜産大学圃場における大規模実証研究にも活用し、研究成果の社会実装の推進にも取り組んでいきます。
北海道自然電力株式会社のプレスリリースはこちら;
https://www.shizenenergy.net/2025/02/28/hse_obihirouniv_onsite_tour/



