環境農学研究部門の中島直久助教が、農業農村工学会北海道支部 第23回支部賞(令和6年度)を受賞し、農業農村工学会北海道支部第73回研究発表会(10月30日(水):札幌市内)において、支部賞授賞式が行われました。
受賞した報文題目は「UAU(ドローン)によるソルガム空撮画像を用いた植生指標に関する一連の研究」で、帯広畜産大学内の実験圃場においてドローンを用いた空撮を実施し、ソルガム植生高の実測とドローン空撮画像によるソルガム植生高・植生指数の算出に加え、算定NDVIをもとにキャノピー植被率や植生高との関係性などを検討しました。
その結果、ソルガムを指標としたとき空撮画像により週1回の間隔で植生高の時間変化を把握できること、キャノピー植被率は植生高・指数との間に長期的な相関が強いことなど、空撮画像をもとに作物表現型を推定する上で有用な知見が得られました。
こうした知見は、作物生育のモニタリングや予測に農業のIot化・スマート化をはかるための萌芽的知見であり、今後さらなる技術の進展が期待されます。