10月12日(土)、馬場及び産業動物臨床棟において、「ちくだい馬フォーラム2024」を開催しました。
本フォーラムは、一般市民を対象に、本学の馬に関する教育・研究・社会貢献活動を紹介し、馬と人との関係への理解を深めることを目的としています。当日は、屋外での「馬のイベント」と、専門家による「新しい日本の馬、古来からの日本の馬を勉強しよう」というテーマでの「馬の講演会」の二部構成により多くの来場者に楽しんでいただきました。
第1部「馬のイベント」では、日本中央競馬会(JRA)日高育成牧場の協力により、「馬術ショー」と「体験乗馬」が行われました。ショーでは、JRA日高育成牧場職員による障害飛越が披露されたほか、体験乗馬では事前抽選で選ばれた多くの参加者が馬上からの景色を楽しみました。
また、学生たちが企画・運営する様々な取り組みも好評を博しました。 馬術部の馬術ショー、うまぶ。の体験乗馬やClip Clopによる障がい者乗馬体験にも多くの来場者が参加・見学し、馬との触れ合いを楽しむ様子が見られました。
このほか、佐々木基樹教授による馬の骨格標本の展示もあり、羽田真悟准教授による小講義「馬の学校」では、実際の馬を前に、馬の特性や飼育に関することなどを来場者にわかりやすく解説しました。
本年完成した新厩舎およびこれまで使用していた旧厩舎の一般見学も実施され、来場者は設備も新しく快適な新厩舎の様子と、歴史を感じさせる趣のある旧厩舎を見比べ、本学における馬飼育環境の進化を体感しました。
第2部「馬の講演会」では、JRA日高育成牧場副場長の大村 一氏、社会福祉法人落穂会所属の獣医兼乗馬インストラクターである吉原知子氏を講師に招聘し、本学馬介在活動室長の南保泰雄教授とともに、ご講演を頂きました。講演会の終わりには講師3名による総合討論が行われ、参加者との質疑応答も盛んでした。
当日は、心地よい秋晴れに恵まれ、第1部・第2部あわせて約720名の来場者が訪れ、大盛況のうちに終了しました。