9月1日(土),2日(日)に標津郡中標津町で開催された第7回北海道畜産草地学会において,学生による25題の発表の中から,畜産科学課程4年の深谷 芽衣さんが「牛ロース芯における適応二値化処理を適用した画像解析によるBMS判定精度の改善」と題する発表で「ベストプレゼンテーション賞」を受賞しました。
現在,口田 圭吾教授(生命・食料科学研究部門)を中心に,ミラー型撮影装置による撮影で得られた牛枝肉横断面の高精細画像を用いた画像解析の研究に取り組んでいます。しかし,画像解析において重要な工程である二値化(筋肉と脂肪の分離)がロース芯の肉色の濃淡により適切に行えない場合があるという問題点が生じていました。そこで深谷さんは,新たな二値化方法の導入及び導入に伴う画像解析精度の改善について検証しました。今後は,脂肪交雑の客観的評価法に関するさらなる精度向上や自動格付システムの構築に向けた研究が期待されます。
深谷さんは「まさか自分が受賞できるとは思いもしませんでした。受賞できて大変うれしいです。ご指導いただいた口田先生や先輩方に深く感謝いたします。」と受賞の喜びを語りました。