本年3月末で退職される獣医学研究部門芝野教授,人間科学研究部門前田教授,生命・食料科学研究部門日高教授及び同研究部門小疇教授の最終講義が,3月9日(金)本学講義棟で行われました
最初に,芝野教授が,「生産性に貢献する産業動物獣医療」と題して,分娩直後の乳牛に対するカルシウム経口投与や子牛に対するアミノ酸製剤投与が生産性に及ぼす影響等,本学での研究で得られた成果を中心に講義をされました。
引き続き,前田教授は,「か学者として40年」と題して,ご自身の研究生活を振り返りながら,熱帯伝染病を専門とされるようになった経緯や,本学に来られてからの研究内容について講義をされました。
次に,日高教授は,「バイオマスの飼料利用」と題して,学生時代に苦労されたエピソードにも触れつつ,大学近郊の牧場におけるバイオマス飼料の給与効果について,データを交えて講義をされました。
最後に,小疇教授は,「帯広畜産大学での14年を振返って」と題して,長芋や馬鈴薯等十勝の農産物を専門的な研究対象としつつ,海外実習等の国際教育プログラムにも熱心に従事されたことについて講義をされました。
講義終了後には,先生方の長年にわたる教育・研究及び指導に対し,感謝を込めて教職員,学生から花束が贈呈されました。