山内 健生 准教授 YAMAUCHI Takeo

My Dream北海道の衛生害虫相の解明

研究テーマ1) 衛生害虫の生態に関する研究
2) 北海道の節足動物相の解明
3) 節足動物の分類学的研究

研究分野

昆虫分類学, 衛生動物学

キーワード

昆虫, ダニ, 多足類, 甲殻類, 寄生, 標本, 形態, 生物地理, 生物多様性, 環境

卒業研究として指導可能なテーマ

  • 衛生害虫の生態に関する研究
  • 昆虫等の分類に関する研究
  • 昆虫等の比較形態学に関する研究

メッセージ

本研究室で扱う対象生物は「虫」(昆虫だけでなく、クモ、ダニ、多足類、甲殻類なども含む)です。研究室では、科学的な思考や発表方法の他、虫の採集、標本作成、分類・同定などの技術を学ぶことができます。なお、本研究室は、昆虫分類学を専門とした歴代教員の流れを汲んでおり、歴代教員や学生によって集められた昆虫標本約20万点を収蔵しています。そのため、これらの標本を活用した分類学・比較形態学の研究を行うことができます。本研究室は、生物学の基礎である分類学を研究できる全国でも数少ない研究室として知られています。

(山内、野外調査中)
学位 博士(学術)
資格 学芸員, 司書
自己紹介

広島県出身です。2019年4月に畜大へ着任しました。帯広へ来るまでの5年間は兵庫県立人と自然の博物館で昆虫標本を使った教育・研究に携わっていました。その前の7年間は富山県衛生研究所で衛生害虫の調査・研究をしていました。みなさんと一緒に北海道の虫と自然について学んでいきたいと思っています。

居室のある建物総合研究棟2号館
メールアドレス tyamauchi atmark obihiro.ac.jp

所属・担当

研究域環境農学研究部門/環境生態学分野/環境生態学系
学部(主な担当ユニット)環境生態学ユニット
大学院(主な担当専攻・コース)畜産科学専攻環境生態学コース
研究写真1(手作りの衝突板トラップを使って昆虫を採集)
研究写真2(手作りのツルグレン装置を使って土壌動物を採集)

現在取り組んでいる研究テーマ一覧

  • 北海道(特に十勝地方)の節足動物相の解明(コウチュウ目、チョウ目、バッタ目、ザトウムシ目)
  • 吸血害虫の生態学(蚊、アブ、マダニ)
  • 哺乳類・鳥類の巣の中に生息する節足動物の生態学(チョウ目、ハエ目、コウチュウ目、ノミ目、マダニ目)
  • 土壌動物の生態学(多足類、トビムシ目)
  • 好蟻性昆虫の生態学
  • 節足動物の分類学(アブ科、チョウ目、マダニ目、ヤスデ類、等脚目)
関連産業分野 環境アセスメント, 害虫駆除, 博物館
所属学会 日本衛生動物学会, 都市有害生物管理学会, 日本ペストロジー学会, 日本昆虫分類学会, 日本ダニ学会, 日本土壌動物学会, 日本生物地理学会, 日本昆虫学会, 日本蛾類学会, 日本甲虫学会, 日本半翅類学会
Editorial Board
  • 都市有害生物管理学会: 2013-現在
  • 日本ダニ学会: 2019-現在
  • 日本衛生動物学会: 2020-現在
  • 日本ペストロジー学会: 2023-現在
学歴・職歴 1998年 九州大学 農学部 畜産学科 卒業
2000年 九州大学大学院 比較社会文化研究科 修士課程 終了
2003-2007年 広島大学 助手
2007-2014年 富山県衛生研究所 研究員
2014-2019年 兵庫県立大学 准教授(兵庫県立人と自然の博物館 主任研究員)