手塚 雅文

教授

Masafumi Tetsuka

研究テーマ

副腎皮質ホルモンの卵子形成や排卵に至る卵巣機能、初期胚の発生に与える影響とその調節メカニズムを明らかにし、体外胚生産技術に応用する。

My Dream

卵子形成、受精、胚発生における副腎皮質ホルモンの役割を解明する

所属・担当

研究域生命・食料科学研究部門/家畜生産科学分野/生命科学系

学部(主な担当ユニット)

家畜生産科学ユニット

大学院(主な担当専攻・コース)

畜産科学専攻家畜生産科学コース

研究分野 家畜繁殖学, 生殖内分泌学, 家畜生体機能学, 羊学
キーワード 卵子形成, 卵子成熟, 受精, 胚発生, 糖質コルチコイド, 鉱質コルチコイド

研究紹介

副腎皮質で合成される糖質コルチコイドと鉱質コルチコイドは生体の恒常性維持に必要不可欠なステロイドホルモンです。卵巣はこれらのステロイドに常時さらされていますが、卵巣に対する副腎皮質ホルモンの直接的作用についての研究はあまり行われていません。私たちはこれまでにヒト、ラット、ウシなどの動物の卵巣や卵子で糖質コルチコイドの受容体や代謝酵素が発現していること、卵胞成熟から排卵に向けてこれらの因子の発現や活性がダイナミックかつ合目的的に調節されていることを明らかにしてきました。これらの結果はこれまでの研究ではほとんど無視されてきた副腎皮質ホルモンが卵巣や卵子の機能調節に関与していることを示唆しています。本研究ではウシをモデルに卵子の形成、受精、胚発生において副腎皮質ホルモンが果たす生理的役割とその作用機序の解明を目指します。また得られた知見を体外胚の生産に反映させることで、家畜の生産性向上を目指します。

排卵前に卵子を取り囲む卵丘細胞では糖質コルチコイドをが活性化する酵素(HSD11B1)の発現が急激に増加する(右、緑色蛍光)。一方、卵子では逆の反応を仲介する酵素(HSD11B2)が発現している(左、赤色蛍光)。

現在取り組んでいる研究テーマ一覧

  • 卵子形成、成熟、初期胚発生における副腎皮質ホルモンの生理的役割に関する研究
関連産業分野 畜産, 生殖医療, 生命科学
所属学会 日本繁殖生物学学会, 日本畜産学会, British Endocrine Sciety, Society for Study of Reproduction
学位 Ph.D.
自己紹介

東京出身です。本学で学部、修士を修了後、10年ほど海外で過ごして戻ってきました。碧雲寮、弓道部OBです。現在は中札内の農村地帯に妻と猫と住んでいます。中札内ライディングクラブに所属していますが乗馬はあまりうまくありません。

居室のある建物総合研究棟1号館
メールアドレス mtetsuka atmark obihiro.ac.jp

卒業研究として指導可能なテーマ

  • ウシ卵子・初期胚における炎症・抗炎症システムの生理的意義の解明とその応用
  • ヒツジの繁殖に関する研究(要相談)
  • 動物園における繁殖管理に関する研究(要相談)