古林 与志安 教授 Yoshiyasu Kobayashi

研究テーマ病理学的手法を用いた動物の病気や病変の発生機序解析

My Dream病気や病変の謎を解明する
研究分野 (獣医)病理学
キーワード 診断病理, 実験病理, 感染症, 腫瘍, 変性性疾患, 神経病理, 周産期, 分子病理

研究紹介

動物には、まだまだ解明されていない病気や病変が多く存在します。そこで、1)動物の病気・病変を診断することを通じて、新たな病気・病変を見出し、その発生機序を病理学的に解明すること、および2)これまでに知られている病気・病変の未解明部分に焦点を当てて明らかにすることを目的とした研究を行っています。また、病気・病変の発生機序を実験病理学的的手法を用いて解明する研究も行っています。

病理診断の例)ヒツジの巣状両側対称性脳軟化の肉眼像と病理組織像。病理学では、肉眼レベルや顕微鏡レベルで異常を捉え、組織化学的、免疫組織化学的、超微形態学的並びに分子病理学的な手法を駆使してその謎を解明していきます。

現在取り組んでいる研究テーマ一覧

動物の自然発生疾患の病理学的研究(診断病理学)

  • 牛ウイルス性下痢症:新規疾患の探索
  • 子牛の周産期脳障害
  • ウシの糸球体病変
  • 黒毛和種の視覚路変性
  • ウシAAアミロイドーシス
  • パピローマウイルス関連疾患
  • 原虫感染症
  • 海獣類の病態解明

実験病理学的研究(共同研究)

  • 動物モデルを用いたヒトの周産期疾患(脳・肺)に関する研究
  • 感染症に関する研究 (細菌・原虫・ウイルス)
学位 博士(獣医学)
資格 獣医師, 日本獣医病理学専門家
自己紹介

様々な病気や病変の発生機序を明らかにするために研究を続けています。まだまだ未解明のことばかりで、興味は尽きません。

居室のある建物総合研究棟1号館
メールアドレス kyoshi atmark obihiro.ac.jp

所属・担当

グローバルアグロメディシン研究センター/獣医学研究部門長研究域獣医学研究部門/基礎獣医学分野/形態学系動物医療センター/診断検査科獣医学教育国際認証推進室/室長
学部(主な担当ユニット)獣医学ユニット
大学院(主な担当専攻・コース)獣医学専攻
所属学会 日本獣医学会, 日本獣医師会, 日本獣医病理学専門家協会, 日本獣医皮膚科学会, 日本神経病理学会
学歴・職歴 1992年 鳥取大学農学部獣医学科卒業
1996年 北海道大学大学院獣医学研究科博士課程修了
1995年 日本学術振興会特別研究員(DC2)
1996年 日本学術振興会特別研究員(PDに資格変更)
1997年 日本学術振興会特別研究員(PD)
1998年 帯広畜産大学畜産学部 助手
2005年 帯広畜産大学畜産学部 助教授
2007年 帯広畜産大学畜産学部 准教授
2012年 帯広畜産大学畜産学部 教授

卒業研究として指導可能なテーマ

  • 自然発生疾患に対する病理学的研究(組織学的、組織化学的、免疫組織学的、超微形態学的、および分子生物学的手法を利用)
  • 実験病理学的研究(組織学的、組織化学的、免疫組織学的、超微形態学的、および分子生物学的手法を利用)

メッセージ

課題研究指導を行うことになった場合、病理学に関する知識の拡充のため、課題研究のテーマに限定することなく、自然例を対象とした病理検索を広く行っていただきます。病理診断スキル・病理知識拡充の補助として、ゼミでは文献抄読の他に顕微鏡を用いた症例カンファレンスを行っています。その上で、1)それら症例を利用し、未知の疾患や既知の疾患の未解明の事象を解明するための研究、2)得られた知見などから、未解明の事象を実験病理学的に解明するための研究、あるいは3)私が行っている研究テーマの中から興味を持てるものを課題研究のテーマにしていただきます。

病理学的な知識の拡充は、経験症例数と深く掘り下げて考えた症例数に依存して深まるものと考えています。したがって、知識の拡充にはそれなりの忙しさが随伴します。また、自然例の病理検査は、依頼に応じて随時実施するため、必然的に研究室での活動時間も長くなると思います。ただ、将来獣医病理学分野で働くことを希望している方のみならず、その他の分野で働くことを希望されている方にも研究室で過ごす時間は財産になると思っていますので、病理学に興味があり、やる気(知識欲、探求欲)のある方は是非とも、研究室を訪ねてみてください。