9月5日(火)に北海道十勝家畜保健衛生所からの依頼により,畜産フィールド科学センターで口蹄疫防疫訓練を実施しました。
この防疫訓練は,農家から口蹄疫の疑いのある牛が見つかった際に,口蹄疫であるかどうかを判断するための検査方法を実体験し,口蹄疫の感染拡大を防ぐための初動対応等を分かりやすく酪農家に説明し,協力を得るために行われたものです。
畜産フィールド科学センターの家畜・植物防疫研究室長木田 克弥教授の指導の下,家畜保健衛生所職員7名は,防護服にキャップをし,手袋,長靴にはガムテープを巻いた,完全防備で,牛の舌や口中,蹄(ひづめ)の付け根等の皮膚に異変がないか写真を撮影したり,長さ50センチの専用の器具で食道粘液を採取する等,熱心に取り組んでいました。
木田教授は,酪農家に協力を仰ぐ際の注意点や蹄の確認の際の牛の保定技術等を細かくアドバイスしていました。