令和7年10月11日(土)、帯広畜産大学馬場および産業動物臨床棟において、「ちくだい馬フォーラム2025」を開催しました。
このフォーラムは、一般市民の皆さまを対象に、本学の馬に関する教育・研究・社会貢献活動を紹介し、馬と人との関わりについて理解を深めていただくことを目的として開催しているものです。
当日は心地よい秋晴れに恵まれ、屋外での「馬のイベント」と、専門家による講演会「レースを引退した馬にも活躍の機会を!―引退競走馬の利活用推進―」の二部構成で実施し、第1部・第2部あわせて約740名の方々にご来場いただきました。
- 第1部「馬のイベント」
日本中央競馬会(JRA)日高育成牧場のご協力により、「馬術ショー」と「体験乗馬」が行われました。馬術ショーでは、JRA日高育成牧場職員による華麗な障害飛越が披露され、観客から大きな拍手が送られました。体験乗馬では、事前抽選で選ばれた多くの参加者が馬上からの眺めを楽しみました。
また、学生が企画・運営した様々なプログラムも好評を博しました。馬術部による馬術ショー、乗馬体験、うまぶによる乗馬体験、Clip-Clopによるホースセラピー体験など、多くの来場者が馬との触れ合いを楽しむ様子が見られました。
さらに、佐々木基樹教授による「ホネはかせ講義」、武山暁子助教による「ウマはかせの講義」も実施され、実際の馬や骨格標本を用いながら、馬の特性や飼育、診察などについてわかりやすく紹介しました。
- 第2部「馬の講演会」
「レースを引退した馬にも活躍の機会を!」をテーマに、JRA馬事部部長代理・滝澤康正氏、元JRA調教師・小檜山悟氏を講師にお迎えし、本学馬介在活動室長・南保泰雄教授とともに講演を行いました。
講演の最後には、3名の講師による総合討論も行われ、参加者との活発な質疑応答が交わされました。多くの皆さまにご参加いただき、馬の魅力や人との関わりの奥深さに触れる貴重な機会となりました。







