令和7年5月19日(月)に本学附属図書館にて、人間科学研究部門 第17回研究紹介セミナー「想定外のいもち病発生とその影響 ~十勝のイネ科緑肥作物を取り巻く現場の変化~」を開催しました。
今回は、中馬いづみ准教授が、十勝で発生が確認された、イネ科緑肥植物「セイヨウチャヒキ」のいもち病の発生について、被害による問題点等について紹介しました。
講演では、セイヨウチャヒキいもち病発生メカニズムや、海外や道内で発生したいもち病の状況や問題点について、写真やイラスト、種子の現物を用いて説明を行いました。また、セイヨウチャヒキいもち病は、農薬を使用すれば防除が可能と考えられるが、法律上、現時点で農薬が一切使用できず、防除が難航しているとお話されました。
最後は、「将来の展望」と題して、今現在検討している研究について説明し、中馬准教授は、「機会があれば、これらの研究成果を皆さんにお話しできれば嬉しい。」と述べ、セミナーが終了しました。
次回は、6月に開催予定です。