令和7年5月20日(火)に、帯広畜産大学馬生産育成教育棟において内覧会を実施しました。
この馬生産育成教育棟は、日本の馬産業を支える専門的な知識や高度な技術力を持つ人材の育成・輩出することを目的に整備が進められ、令和7年3月に完成し、今回は学内の関係者および報道機関関係者を対象に施設の内覧が行われました。
内覧会当日は、多くの報道機関関係者が来場し、教育棟の完成と今後の活用に対する高い関心が窺えました。
馬生産育成教育棟内に整備された「全天候型覆馬場」は、屋根と外壁に囲まれた屋内馬場で、天候や季節に左右されず、冬季期間も安全に騎乗実習等を行うことができます。また、外周部には衝撃吸収腰壁を設置し、人馬共に落馬緩衝対策を講じて安全性を高めています。
内覧会では、初めに管理課施設管理室成田室長から挨拶が述べられたのち、本学馬介在活動室の南保泰雄室長より、事業経過報告として、馬生産育成教育棟の概要等について説明を行いました。
その後、馬術部の学生が5頭の馬に乗り、馬場で馬が進む速さや方向を変えながら騎乗デモンストレーションを行いました。
最後に長澤学長から、「馬産地であるこの十勝、そして帯広畜産大学に念願が叶って屋根付きの覆馬場を設置することができました。これで冬季期間も安心して教育活動ができる環境が整ったので、今後は学内外に向けて馬に関する取組みをさらに広げていきたい。また、馬に関わる人材が不足している現状も踏まえ、人材育成にも積極的に寄与していきたい。」と述べられ、内覧会が終了しました。

