帯広畜産大学とヴロツワフ環境生命科学大学は、2022年に締結した学術交流協定を5年間延長することに合意し、3月5日(水)にその合意文書を取り交わしました。
岡村雅史教授が3月3日(月)から7日(金)までErasmus+プログラムを利用してヴロツワフ環境生命科学大学を訪問し、Szymon Szewrański副学長との協定書締結式に臨みました。その後、締結式に陪席したStanisław Dzimira学部長および、これまで帯広畜産大学に訪問されたこともあるDariusz J. Skarzynski教授とArtur Niedźwiedź教授も同席される中、岡村教授は大学を紹介するプレゼンテーションを行ったほか、3月4日(火)には、大学院生向けの特別講義「サルモネラ症の宿主特異的感染症あるいは人獣共通感染症としての側面からみた病態の違い」を行いました。
滞在期間中は産業動物、伴侶動物、鳥類およびエキゾチックアニマルを対象とした学内の動物病院や、解剖学、病理学、微生物学、生化学、毒性学などの研究室を訪問し、主要な施設・設備の見学および、お互いの研究内容や今後の共同研究の可能性に関するディスカッションを行ったほか、近郊の馬の繁殖牧場を見学しました。
ヴロツワフ環境生命科学大学は2025年5月、帯広畜産大学は2026年6月に、それぞれ欧州獣医学教育機関協会(EAEVE)の訪問評価を控えており、関係者間での情報交換を行うこともできたため、あらゆる面で非常に有意義な滞在となりました。
今後両大学における獣医学教育や研究での連携とその発展が強く期待されます。
参考:ヴロツワフ環境生命科学大学側掲載記事
https://wmw.upwr.edu.pl/en/announcements/cooperation-with-japans-obihiro-university-extended-91.html