令和7年2月27日(木)に、「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」の第16期生に選ばれた寺元凜太郎さん(共同獣医学課程2年)が出発前に学長を訪問しました。
本プログラムは、日本人学生の海外留学促進・グローバル人材の育成を図るため国と企業が連携し、平成26年度に創設された海外留学奨学金制度(給付型)です。従来の奨学金制度とは異なり、学問留学だけでなく、インターンシップ、ボランティアやフィールドワーク等単位認定できない活動も対象となっており、学生自身が主体的に留学計画を立案することが可能となっているほか、将来の日本に求められる資質や能力を伸ばすため、各界及び企業のリーダーによる指導を受けることができます。
寺元さんは、ケニアと南アフリカでの活動内容について説明し、「野生生物保護というテーマは一人で解決できる問題ではありませんが、留学をきっかけに何か一つでも問題解決に繋がるヒントを見つけ、その経験を活かし国際的な獣医師になりたい。」と語りました。
長澤学長から、「帯広畜産大学は、EAEVEの獣医学教育国際認証を取得しているので、英国の獣医師免許の申請も可能です。その枠組みを活用して、ぜひ国際的に活躍して欲しい。そのためには語学の勉強も必要。大変なことも多いと思うが、健康に留意して、元気に活動してください。報告を楽しみにしています。」とエールを送り、握手をして歓談が終了しました。
なお、寺元さんは3月30日から約11か月間、ケニアと南アフリカに滞在し、野生生物を保護する孤児院や保護施設に訪れ、保護された野生生物の治療方法や野生復帰への支援活動を学びます。