第35回ヤンマー学生懸賞論文・作文入選発表会において、大学院博士前期課程畜産科学専攻1年の小針優花さん(指導教員:藤本与助教)が優秀賞を受賞しました。
本賞は、「農業を食農産業に発展させる」をテーマに、論文40編、作文478編が寄せられ、論文の部において優秀賞に選ばれました。
小針さんの論文は、「ロボットトラクタの複数台利用による効果〜スマート農業で私たちの食を支える〜」と題した研究成果を発表しました。本研究では、大規模畑作地帯での防除作業において、ロボットトラクタを複数台同時に使用する場合の労働コストを試算することを目的とし、結果としてロボットトラクタによる無人防除作業が面積あたりに費やす人と時間を大幅に削減できることが示唆されました。
この成果は、労働力不足が深刻な問題となっている日本の農業において、ロボットトラクタの複数台利用というスマート農業の挑戦が、農業従事者の作業負担を軽減し、農業のさらなる省力化に貢献することが期待されます。
小針さんは「このような栄誉ある賞をいただき誠に嬉しく思います。授賞式では、自分の研究成果とスマート農業の挑戦を多くの人に伝えることができました。私たちの食を支える農業を守っていくために、今後も研究を進めていきたいと考えています。」と受賞の喜びを語りました。