令和6年12月17日(火)に本学附属図書館にて、人間科学研究部門 第15回研究紹介セミナー「大型実験装置のつくりかた カムランド禅実験の場合」を開催しました。
今回は、丸藤亜寿紗准教授が、大型実験装置のつくりかたをテーマに、これまで行ってきた研究を紹介しました。
講演では、カムランドについて説明を行ったあと、カムランド禅実験を行うために必要な、インナーバルーンの製作過程や運び方、実験場所や実験で得られた結果等について紹介しました。
また、インナーバルーンの製作にあたっては、ほこりや体に付いている不純物等が付かないようにゴーグルや手袋をつけて肌の露出を完全になくしたこと、作業中に体を触ってしまった場合は手を洗うことなど、希な現象の研究に適した環境の実現が大変だったと話しました。
この日は約15名が参加し、メモを取りながら熱心に耳を傾けていました。参加者は、受講して分かったことや疑問に思ったことなどについて直接質問しながら学びを深めました。
次回は、来年4月に開催予定です。