本年1月に提出した帯広畜産大学・北海道大学の共同獣医学課程(VetNorth Japan)の欧州獣医学教育機関協会(EAEVE: European Association of Establishments for Veterinary Education)へのInterim Report(中間報告書)が6月7日にEAEVE内の会議で審議され,適切に対応されており,指摘事項(指摘する問題)はなしとの評価を受けました。
EAEVEはオーストリア・ウィーンに本部がある獣医学教育評価機関で,欧州の獣医学教育における質保証の基準およびガイドラインを策定するとともに,構成獣医学教育機関がそれらを遵守しているかについて審査・評価しております。
EAEVEによる認証は7年間有効ですが,認証評価を継続するためには,7年を経過する前に再審査を受ける必要があります。また,認証取得から3年後に,認証取得時に指摘された改善必要事項の進捗状況についての中間報告が必要となっており,本件は,その報告結果となります。
中間報告では,指摘事項もなく審査をクリアしましたが,EAEVE認証では社会情勢に応じた継続的な教育システムの改善が求められており,次回受審で適用される新たな審査手順書では複数の評価の視点が追加されていますので,3年後の公式審査に向けて,引き続き教職員一丸となって獣医学教育の改善に努力して参ります。