10月8日(土)に馬場及び産業動物臨床棟において,「ちくだい馬フォーラム2022」を開催しました。
本フォーラムは,一般市民を対象に,本学の馬に関わる教育・研究・社会貢献活動を幅広く紹介し,馬と人との関係について理解を促進することを目的としています。3年ぶりの開催となる今回は,屋外での「馬のイベント」と,専門家による「日本の馬の利活用について」と題した「馬の講演会」の二部構成により開催しました。
第1部「馬のイベント」では,日本中央競馬会(JRA)日高育成牧場の協力により,「ターフィーショー」と「体験乗馬」が行われました。ショーでは,JRAの人気イメージキャラクター“ターフィー”による障害飛越が披露されたほか,体験乗馬では多くの参加者が馬上からの景色を楽しみました。
また,学生企画も行われ,馬術ショー(馬術部)では,人馬の一糸乱れぬ演技に観客が大いに沸いたほか,体験乗馬(うまぶ)や学生による障がい者乗馬デモ(RDAちくだい)にも多くの来場者が参加・見学し,大変好評でした。
このほか,佐々木基樹教授による馬の骨格標本の展示もあり,羽田真悟准教授による小講義「馬の学校」では,実際の馬を前に,馬に関するよくある疑問を来場者にわかりやすく解説しました。
第2部「馬の講演会」では,長野県木曽馬保存会事務局長の中川 剛(ナカガワ タケル)氏,NPO法人とかち馬文化を支える会専務理事の旋丸 巴(ツムジマル トモエ)氏を講師に招聘し,本学馬介在活動室長の南保泰雄教授とともに,日本の馬の利活用等について講演を行い,講演会の終わりには講師3名による総合討論が行われました。
当日は,心配されていた天候もイベント開始前に雨がおさまり,第1部・第2部あわせて約450名の来場者が訪れ,大盛況のうちに終了しました。