12月14日(木),15日(金)の2日間にわたり,産業動物臨床棟及び畜産フィールド科学センターにおいて,平成29年度生産獣医療技術研修の画像診断基礎技術コースを開催しました。
この生産獣医療技術研修は,獣医療技術のみならず酪農経営,動物福祉等生産現場で必要な技術,知識の習得により産業臨床獣医師の技術向上を目的に,平成19年度から21年度までは『文部科学省社会人の学び直しニーズ対応教育推進事業』として,平成22年度からは大学単独事業として開催しているものです。これまでに全国から450名を超える産業臨床獣医師が受講しています。
今回開催した画像診断基礎技術コースは,近年,臨床現場で普及している超音波やX線を用いた画像診断の基礎技術の再認識と習得の機会を提供するため,今年度新たに開講したもので,地元の十勝NOSAIから8名の獣医師が参加しました。
1日目の研修は,産業動物臨床棟で実施され,午前の画像診断のための基礎知識と応用の講義に引き続き,午後からは,X線診断技術実習及び超音波検査技術実習が行われました。
また,2日目は畜産フィールド科学センターでの講義に引き続き,超音波画像診断を用いた生殖器の観察等が行われました。
受講生からは「今後の診療に大いに役立つ」等の感想が寄せられ,来年度以降もこのコースを開催することといたしました。