12月9日(土)に帯広駅前のとかちプラザにおいて,市民の皆様が帯広畜産大学の教育・研究・社会貢献の取り組みを,教員や学生と楽しみながら学んでいただくイベント「第7回畜大ふれあいフェスティバル」を開催しました。
会場では,約7メートルのシャチの全身骨格標本(佐々木 基樹教授,学生サークルえぞほね団)や大きなホルスタインの絵(共同獣医学課程5年,村上 桃子さん作成)が来場者を出迎えたほか,国際協力活動や,野生生物との共存(浅利 裕伸特任講師)に関する展示等,本学の特徴的な取り組みを紹介しました。
親子で来場された方に大変人気だったのが,さまざまな寄生虫を観察できるブースや馬の尻尾の毛を使ったストラップづくり等の体験コーナーでした。また,子牛の模型を使って獣医師の体験ができる「ウシのお医者さん体験」では,松井 基純教授が心臓の場所や聴診器の使い方を教えると,親子で一所懸命ウシの模型に聴診器を当てている様子が見られました。
また,「十勝の農業と作物を育てるための知恵」をテーマに,秋本 正博准教授が基調講演を行いました。十勝の主要作物である豆の特徴を説明しながら,実際に栽培するためのコツ等を紹介すると,参加者からは「とてもわかりやすく,価値のある内容だった」「早速来年から自分で育ててみようと思った」等の感想をいただき,大いに満足していただけた様子でした。
その他にも,管内高校生による活動発表や,本学学生サークルによるミニコンサート等,様々な取り組みが行われ,延べ人数で3,500名を超える方にご来場いただきました。
畜大ふれあいフェスティバルは,地域に開かれた帯広畜産大学の恒例イベントとして,来年度以降も開催を予定しています。