8月6日(月)に一年生の全学農畜産実習の授業で,これまでの集大成として収穫祭を行いました。
この授業は,「Farm to Table」に対応した広い視野の知識を提供するため,平成15年度入学者から必修科目として開設し,新入生約250名(共同獣医学課程・畜産科学課程)全員が参加する,本学カリキュラムにおける特徴的な科目です。
この実習は,土作りからバレイショを育成する「栽培育成実習」,1クラスごとに豚一頭を飼育する「飼育管理実習」,飼育した豚のと殺を食品加工実習施設で見学し,後日,その肉を加工してソーセージ等を作る「肉食品生産」,畜産フィールド科学センターにおいて,搾乳を体験し,牛乳からアイスクリーム等を作る「乳食品生産」等を行うものです。これらの実習を通して,「農業,畜産の基本は,生き物を大切に育て,それが犠牲となり,私たち人間の食料となっていること」を学び,農畜産への幅広い知識と体験によって,専門職業人としての必要な見識や問題意識を育てることを目的としています。
はじめに奥田学長から,この授業の意義等の挨拶があり,その後,全員でバレイショの収穫作業を行いました。共同獣医学課程クラス代表の坂本 有弥さんからの「いただきます。」の発声で,自分達で飼育・加工した豚肉やソーセージ,3種類(男爵,メークイン,ノーザンルビー)のイモ煮,抹茶味等3種類のアイスクリームを食べて,全員で収穫を祝いました。