大学院畜産学研究科博士前期課程環境生態学コース1年の菊池しゅきさんが,官民協働海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」の第11期生に採用されました。本学では11人目の採用者となります。
菊池さんは,3月31日から約1年間中南米のコスタリカに滞在し,現地のレスキューセンターで人為的な影響で傷ついた野生動物の保護に携わります。その他,施設の衛生管理,観光客への「環境教育」のガイドなどを行いながら,世界各国から集まるボランティアと交流します。
世界で深刻化している様々な環境問題を解決する一手段に, “環境教育”があると考えています。コスタリカでは憲法に”環境”を定め,エコツーリズムを国家レベルで推進していることもあり,環境教育が行き届いていることから,現地で学ぶことを決めました。
菊池さんは,コスタリカで学んだことが日本でも展開できるのではと考え,「将来は環境保全に関わる研究者になって,専門的な立場から民間企業と行政の橋渡しがしたい。」と抱負を語ってくれました。
1月27日(月)には,奥田潔学長に出発の挨拶を行い,留学の計画内容を説明しました。奥田学長は,危険はないのか,語学は大丈夫か,などを尋ねたほか,「気を付けて行って来てください。報告を楽しみにしています。」と励ましの声を掛けました。