9月26日(木)と27日(金)に,韓国の済州市で開催されましたThe 7th Asian Association of Veterinary Anatomists (AAVA) Congressにおいて,岐阜大学大学院連合獣医学研究科博士課程4年(本学配属)のインドネシアからの留学生であるヌリアニ・アンニさん(インドネシア)がBest Oral Presentation Awardを受賞しました。
AAVA Congressは,アジア獣医解剖学会が開催する国際学会で,口頭発表とポスター発表が企画されています。アンニさんは,Placental and fetal features of the Sunda porcupine (Hystrix javanica)「(ジャワヤマアラシの胎盤と胎子の特徴)」というタイトルで口頭発表を行い,本賞を受賞しました。
発表内容は,ジャワヤマアラシの胎盤と胎子の形態を肉眼解剖学的および組織学的に解析し,さらに胎盤での性ステロイドホルモン産生能を免疫組織化学的に解析したもので,今回これまで知られていなかったジャワヤマアラシ胎盤に特徴的な形態と胎盤におけるエストロジェン産生能と産生部位が明らかにされました。
アンニさんは,「今回,このような賞を受賞でき,大変光栄に思うとともに,選出していただいた第7回AAVA大会組織委員会や,ご指導をいただいた佐々木基樹教授に深く感謝いたします。今回の受賞を,今後のさらなる研究の励みとしたいです。」と受賞の喜びを語りました。