7月29日(月)帯広畜産大学大会議室において,上川大雪酒造株式会社,十勝緑丘株式会社との酒蔵誘致について記者発表を行いました。
本件は,新たな産学連携の取組みとして,本学構内に上川大雪酒造の酒蔵を誘致するものです。本取組みにより,「食」の重要な要素の一つである「発酵・醸造」に係る現場レベルの実践的な教育や酵母・発酵に関する共同研究など教育研究の活性化,また,十勝地域の産業振興ならびに北海道経済・産業の発展を図ります。
会見では,「農業からはじまり,加工技術を経て,商品としてマーケティングし消費者に販売する,6次産業化を一気通貫で学ぶことができる。三大学の知見を活かした道産種ブランド化が可能となる。(塚原社長)」,「豊富な農畜産資源を有する十勝地域を中心とした北海道発の清酒酵母の蓄積が可能となり,学術界への貢献ができる。また,北海道内の4つの酒造メーカーの杜氏が本学出身者であり,今後も人材の輩出が期待される。本件の推進により,十勝の農業に大きく貢献するとともに,結果,北海道の経済・産業の発展に寄与したい。(奥田学長)」とそれぞれ意気込みを語りました。
今後は,年内に酒蔵の工事着工,令和2年6月頃の醸造開始を目指して,連携を進めます。