パラグアイのイタプア県(フラム市,サンフアン・デル・パラナ市,カルメン・デル・パラナ市)で進められている帯広JICA連携事業「パラグアイ国小規模酪農家強化プロジェクト第2フェーズ」に派遣されている短期学生ボランティア派遣隊員3名(大崎 誠也,松原 花菜子,堀 可那子: 畜産科学課程3年生)は,毎日,元気に活動しています。
2月25日に日本を離れ,はるか地球の反対側で酪農強化プロジェクトの一員として,青年海外協力隊員(長期隊)の山田 明日霞さん(大学院修士2年),湯谷 わかばさん(大学院修士1年)らと共に,3月15日現在,予定農家12戸のうち10戸の調査を順調に終えることができました。
夜明け前にホテルを出発し,夜明けとともに始まる酪農家の朝搾乳に立ち会います。そこでは,1頭ごとに乳質検査や搾乳手順を点検し,併せて繁殖状況や給与飼料の調査をします。午後からは,前日に調査した農家を再訪問して,調査結果の報告や衛生的な搾乳方法を指導します。さらに,ホテルに戻って,当日の調査データの整理と報告書作りと,日々,精力的にJICAボランティアとしてのミッションに取り組んでいます。
現地の酪農家は,隊員たちをとても可愛がってくださり,調査や指導に対する感謝の言葉と共に野菜,果物,チーズなどをいただくこともしばしばです。
隊員たちの活動も残すところあとわずかとなり,3月末に帰国します。