独立行政法人家畜改良センター十勝牧場(音更町駒場)において,新入生が羊の保定技術を体験しました。
この「羊の保定技術実習」は,全学農畜産実習の授業の一環として,毛刈りや治療の時に羊が動かないようにする「保定」の技術等を体験するもので,4月11日(火)から始まりました。
18日(火)の実習では,畜産科学課程1年の42名が牧場職員から羊の特徴等の説明を聴き,同職員による羊の毛刈りの実演を見学しました。その後,新入生は6班に分かれ,同職員の指導を受けながら羊の首を押さえて仰向けにし,体や膝を使って羊を動かないようにする保定技術を体験しました。
本学の全学農畜産実習は,本学新入生(共同獣医学課程・畜産科学課程)全員が参加するカリキュラムとなっており,学生に農畜産の幅広い知識と体験により「食の安全」と「命の大切さ」を実感させ,クラス単位での実習参加を通じて,学生の人間関係やコミュニケーションを確立することを目指した総合的な導入教育です。
この全学農畜産実習では,今後,イモ植え,野菜の苗植え等の「作物栽培」,畜産フィールド科学センターでの「搾乳実習」,バター・アイスクリーム製造の「乳製品生産」,全新入生を6班に分けて,4月25日(火)から約1か月半にわたって豚の飼育をする「家畜管理」,その飼育した豚のと畜,解体をして,ソーセージ・ベーコンを製造する「肉製品生産」等の実習を行い,専門職業人としての必要な見識を養うことになります。