矢野 琳太郎 特任助教 Yano Rintaro

研究テーマ微生物学的見地からより良い飼養管理方法を考える

My Dream微生物動態を基点にウマの健康を守る!

所属・担当

研究域生命・食料科学研究部門/家畜生産科学分野/生産管理学系
研究分野 動物栄養学, 微生物生態学, 予防獣医学
キーワード ウマ, サラブレッド, ばんえい競馬, 重種馬, 飼料, 栄養, 微生物, 細菌, プロバイオティクス, プレバイオティクス, マイクロバイオーム, メタゲノミクス, メタボローム, バイオインフォマティクス

研究紹介

ウマは雄大な馬体を維持するために1日のほとんどを採食行動に費やします。しかし、ウマ自身は食べた草を消化することができず、その役割は盲結腸(下部消化管)内に共生する微生物が担っています。そのため、ウマの栄養獲得においては、下部消化管内微生物が正常かつ安定して働くことが重要だと言えます。しかし、微生物がウマにとって常に有益な存在であるとは限りません。中には、疝痛や蹄葉炎といった致命的な疾病を引き起こすと考えられているものもいます。
本研究室では、培養手法や遺伝子解析技術を活用してウマの健康に有用な微生物が好む環境や飼料資源の探索、また微生物が作り出す物質が疾病の発症にどのように影響しているのか、などをテーマに日々研究しています。

現在取り組んでいる研究テーマ一覧

疝痛予防に向けた新規バイオマーカーの確立
ウマ消化管内に存在する未培養細菌の分離と機能解明
術後合併症の発症に起因する細菌・代謝物の特定

所属学会 日本ウマ科学会
学位 博士(農学)
自己紹介

大阪府出身です。高校が農業高校だったので、当時はウシの世話に明け暮れる日々を過ごしていましたが、競馬好きが転じて大学に入学してから現在に至るまで一貫してウマの研究に取り組んでいます。

居室のある建物総合研究棟Ⅰ号館
部屋番号E2206-4
メールアドレス rintarome atmark obihiro.ac.jp

メッセージ

細菌の培養や遺伝子解析に興味がある方は是非オフィスに遊びに来てください!また、サンプリングのために競馬場や生産牧場に行くことも多いので、現場での話を聞いてみたい!という学生さんもウェルカムです!
ウマのために、ウマに関わる人達のためにできることを一緒に考えましょう。