令和7年8月18日(月)に、帯広畜産大学による長年の酪農分野への協力に対し、パラグアイ生産者組合連合(FECOPORD)から長澤秀行学長に感謝状が贈られました。
帯広畜産大学とパラグアイ共和国との交流は、1982年に開始された国際協力機構(JICA)の技術協力プロジェクト「家畜繁殖改善計画」への参画を契機として始まり、1986年にはアスンシオン大学と学術交流協定を締結しました。その後、2011年からJICA草の根技術協力プロジェクト「東端畑作地域・酪農技術向上支援」を展開し、現地のカウンターパート機関であるパラグアイ生産者組合連合(FECOPROD)との協力関係を築いてきました。
現在FECOPRODは、草の根技術協力プロジェクトの協力機関としてのみならず、JICA青年海外協力隊員として現地に派遣された本学学生の活動を支援するなど、本学の国際協力事業を支える重要なパートナー機関となっています。
今回の感謝状は、こうした長年にわたる酪農分野の技術協力に対して、FECOPRODのAlfred Fast会長から長澤学長に贈呈されたものです。
贈呈式では、長澤学長から「パラグアイでの活動は、本学の学生・教職員にとっても大きな学びの機会となっており、FECOPRODの多大なご支援とご協力に心から感謝申し上げます。」と謝辞が述べられました。


※パラグアイ生産者組合連合(FECOPROD)は、34の農業協同組合から構成される全国組織で、組合員の利益向上や抱える問題を政府や他のステークホルダーに提言することを目的としています。FECOPROD傘下の農業協同組合は、パラグアイ国内の大豆生産の3分の1、トウモロコシ20%、小麦40%、加工乳90%、肉牛25%の生産を担っており、同国の農畜産業に大きな影響を持っている組織です。