本学の学生サークル「ゼニガタアザラシ研究グループ」が前田一歩園賞を受賞しました。
前田一歩園賞は、北海道の自然環境の保全とその適正な利用に関して、道内各地で地道な努力を重ね、顕著な功績のあった個人、団体に贈呈されるものです。今回は、ゼニガタアザラシ研究グループと1個人が受賞しました。
ゼニガタアザラシ研究グループは、昭和57年に発足され、現在55名の学生が在籍しています。
襟裳岬や道東沿岸で年に4回、個体数調査(センサス)を行うほか、シンポジウムの開催、小学校や動物園での出張授業を行うなど、ゼニガタアザラシとの共存に向けて、普及啓発活動も行っています。
今回の受賞は、個体数調査によって蓄積されたデータが環境省の「えりも地域ゼニガタアザラシ特定希少鳥獣管理計画」の策定に活用されるなど、50年におよぶ調査の継続が高く評価されました。
ゼニガタアザラシ研究グループの代表を務める宮澤ハシャァニ亜実花さんは「先輩方や現役部員の積み重ねたものが評価されたことをとても嬉しく思います。」と語りました。
ゼニガタアザラシ研究グループ顧問の佐々木基樹教授は「今回の受賞は長年の継続的な調査活動が評価されたもので、ゼニ研のしっかりとした組織体制と安全に対する高い意識、そしてOB、OGのサポート体制があったからこそ、これまで事故もなく調査を続けられてきたのかと思います。」と述べました。
ゼニガタアザラシセンサス50周年記念イベント
ゼニガタアザラシ研究グループ個体数調査(センサス)が、今年で50周年を迎えることを記念し、令和6年12月7日(土)・8日(日)に、「ゼニガタアザラシセンサス50周年記念イベント」をとかちプラザで開催します。
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