10月27日(日)おびひろ動物園にて「野生生物のロードキル」と題した講演会を実施し、24名が参加しました。
本講演会は、本学の「野生生物保全管理技術養成事業」の一環でおびひろ動物園と連携して行われたもので、ロードキル(野生生物との交通事故)に関する知識を深め事故防止の意識を高めるとともに、動物園や大学が果たしている役割を紹介することを目的としています。
始めに、本学の浅利裕伸准教授がロードキルの現状と対策について解説し、本学学生サークルえぞほね団の有川慶彦代表がロードキル個体を標本として活用する取り組みについて紹介しました。
おびひろ動物園飼育技師の中山大志氏は、事故個体の保護など動物園での取り組みを紹介した後、中山氏の解説のもと、動物園で飼育しているエゾタヌキを実際に観察しました。
講演では、多数の質問が出るなど熱心に受講する様子がうかがえました。参加者からは「動物が出てくる場所が分かって運転に気を付けようと思った」、「北海道のみならず全国共通で取り組むべき問題が多面的に取り上げられて、非常に勉強になった」などと感想が寄せられました。
当日の様子については、おびひろ動物園が協働している「北海道産いきもの保全プロジェクト」のインスタグラムで、ライブ配信した動画のアーカイブを視聴することができます。