原虫病研究センターの井上昇教授が「卓越研究者賞」を受賞され、モンゴル国教育文化省・科学技術イノベーション政策・実施局長D. Battogtokh 博士から表彰状が手渡されました。
井上教授は、モンゴル生命科学大学獣医学研究所および獣医学部と協力し、JICA/AMED 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS:2013 ~ 2018)などの国際共同研究を多数実施しました。その成果として、モンゴル国における血液寄生原虫および原虫病の疫学研究とその制御法の開発、若手研究者の育成を通じて数多くの学術論文を発表した点が評価されました。さらに、研究を遂行するため、モンゴル生命科学大学獣医学研究所の分子遺伝学研究室と病理学研究室に20種類以上の最新の研究機器が導入され、研究環境と技術能力が飛躍的に向上し、獣医学研究者の教育・訓練に真の貢献をした点も高く評価され「卓越研究者賞」の受賞となりました。
卓越研究者賞は、50年以上の歴史を有し、毎年モンゴル国の科学の発展と向上に貢献した研究者に贈られるもので、井上教授が1,105人目の受賞者となりました。