令和6年1月23日(火)に本学附属図書館にて、人間科学研究部門 第8回研究紹介セミナー「器官や個体を再生する能力の獲得と喪失 ―植物細胞の分化全能性― 」を開催しました。
約20名が参加した今回は、得字圭彦准教授が植物の再生能力をテーマに、これまで行ってきた研究を紹介しました。
講演では、哺乳類のES細胞やiPS細胞がもつ器官や組織の再生能力を紹介した上で、植物では再生能力を持つ幹細胞を体細胞から誘導できることがiPS細胞より50年も早くから知られていること、そしてこれまで研究を進めてきたニンジン、シロイヌナズナ、コダカラベンケイソウが再生する能力を獲得、発揮、維持させるためのメカニズム等について講演を行いました。
今年度の人間科学研究部門研究紹介セミナーは今回で終了し、来年度は4月から実施する予定です。