10月21日(土)に,十勝の産業を巡るバスツアー「十勝旅~秋の牛乳編~」を実施しました。本事業は,十勝の主幹産業である酪農の現場を学生が見学し,十勝に関する知識を深め魅力を知ることで,より充実した学生生活を過ごすことを目的として,北海道中小企業家同友会とかち支部と連携して実施したものです。
今回のバスツアーには,学部1年生を中心に16名が参加し,4ヶ所の現場を訪問しました。
十勝アルプス牧場(清水町)では,希少なブラウンスイス種を含む乳牛の放牧現場を見学しながら,アニマルウェルフェア認証を受けた乳牛の飼育方法について説明を受けました。友夢牧場(新得町)では,バイオガス発電や糞尿再利用による循環型メガファームの現場を見学し,哺乳を体験しました。中野牧場(鹿追町)では,牛の終生飼育を重視した自社牧場完結型の酪農経営戦略についてお話をうかがいました。また,よつ葉乳業十勝主幹工場(音更町)では,本学OGでもある社員の方の説明を聞きながら,様々な乳製品の製造ラインを見学しました。昼食では,大草原の小さな家(鹿追町)で十勝の野菜や牛乳を使った食材が並ぶビュッフェを楽しみました。
参加した学生からは,「牛を育てるだけでなく,牧草地の管理や糞尿処理も非常に重要だと分かり,学ぶべきことがたくさんあると感じた」「中小企業家同友会の方や他の参加者と疑問や感想を共有でき,視野が広がった」などの感想が寄せられ,印象深い経験となりました。