7月3日(月)に「農畜産業における労働災害防止対策セミナー」を開催しました。
このセミナーは,農畜産業の現場における災害発生時の注意点等を正しく理解し,労働災害及び学生の怪我や事故の未然防止を図るための意識啓発を目的として開催したものです。帯広労働基準監督署の鍋岡順子署長,橋本良太監督課長を講師として招き,講演いただきました。
初めに長澤学長から挨拶があった後,鍋岡署長から,北海道の大学における労働災害の発生状況や,本学で発生した労働災害の事例について,発生原因や関連する法令等を交えてお話いただきました。また,実際に本学の施設や設備を見て,注意が必要な点や好事例についても紹介いただきました。
鍋岡署長は,大学での安全衛生教育は学生の中に経験として蓄積されるため,学生が社会に出ていく上でも重要であること,労働災害の防止には,災害記録の作成とリスクアセスメントの実施が特に重要であると話されました。
続いて,橋本監督課長から,十勝の畜産業において労働災害が増加していることを背景に作成された「畜産業における労働災害防止対策のポイント」のリーフレットが紹介されました。
当日は教職員や学生が参加し,農畜産業における労働災害防止対策について学ぶ機会となりました。
※リーフレット「畜産業における労働災害防止対策のポイント」は,帯広労働基準監督署のホームページからご覧いただけます。