6月17日(土)に,令和5年度乗馬療育講習会(中級編)を開催しました。
本講習会は,本学馬介在活動室が行っている障がい者乗馬の取り組みを継続的に実施するため,大学における馬の利活用に関する教育機能強化,学生及び教職員の事業実施に必要な知識・技術の習得を目的に毎年開催しているものです。
5月に実施した初級編に引き続き,本学と連携協定を締結している特定非営利活動法人ピスカリの江刺尚美代表理事,小島愛子氏,三浦理佳氏を講師に迎え,講習会を実施しました。
まず,座学講習で,初めにリーダーとインストラクターの技術について学んだ後,ケーススタディを行いました。提示された3つのケースについて,グループに分かれて議論を行いながら,事例に合わせたレッスンプランを考えました。
次の実技講習では,ケーススタディで考えたレッスンプランを,グループごとに馬を用いて実演し,講師からアドバイスを受けました。最後に講師の実演を見学し,実際の乗馬療育の現場で行われている技術について学びました。
当日は乗馬療育活動に関わる学生を中心に21名が参加しました。参加者からは「自分たちで考えて行動し実技に臨めるので,座学の内容も身につきやすく実践力も養われた」「講師の実演では色々な対応を見ることができてとても勉強になった」といった感想が寄せられ,乗馬療育について実践的に学ぶ貴重な機会となりました。