4月22日(土)に,十勝の産業を巡るバスツアー「十勝旅~春の小麦編~」を実施しました。本事業は,小麦の生産から,製粉,加工に至る一連の工程に関わる現場を学生が見学し,十勝に関する知識を深め魅力を知ることで,より充実した学生生活を過ごすことを目的として,北海道中小企業家同友会とかち支部と連携して実施したものです。
今回のバスツアーには,学部1年生を中心に34名が参加し,4ヶ所の現場を訪問しました。
柳月のスイートピアガーデン(音更町)では,十勝の小麦を使用したお菓子の生産現場を見学し,山本忠信商店の十勝☆夢mill 製粉工場(音更町)では,十勝の産業の特徴や,小麦を製粉するまでの過程を学びました。前田農産食品(本別町)では,小麦畑や小麦の保管庫を見学しながら独自の取り組みや経営戦略について学び,満寿屋商店の麦音(帯広市)では,地域に根付いたベーカリーとしての地産地消のこだわりや,今後の展望についてお話をうかがいました。昼食では,満寿屋商店のご指導のもと,学生が十勝産食材を使ってピザを作り,焼き立ての味を堪能しました。
参加した学生からは,「十勝の企業家の皆さんの熱い思いを聞き,自ら考え行動に移すことの大切さを学べた」「十勝の食の素晴らしさを再認識できた。自分も将来は十勝で食の研究や開発に関わりたい」などと感想が寄せられ,今後の学生生活や将来の進路を見つめるきっかけとなったことがうかがえました。