10月29日(土)に,十勝の農畜産業を巡るバスツアー「十勝旅~秋のカレー編~」を実施しました。本事業は,学生たちがカレーの材料である野菜や肉をテーマに生産・加工現場を見学し,十勝に関する知識を深め,魅力を知ることで,より充実した学生生活を過ごすことを目的として,北海道中小企業家同友会とかち支部と連携して実施したものです。
今回のバスツアーには学部1年生を中心に26名が参加し,5ヶ所の現場を訪問しました。
ベジナ中村農場(帯広市)では,タマネギの出荷現場を見学しながら生産について学び,JAおとふけ(音更町)では「作業受託方式」によるニンジンの大規模生産について説明を聞いた後,青果管理センターにて「コールドチェーン方式」による選別作業を見学しました。オークリーフ牧場(芽室町)では,安全でおいしい牛肉の生産に至るまでの試行錯誤してきた過程について,尾藤農産(芽室町)では,徹底した管理によりジャガイモを長期熟成させることで品質を向上させ,利益につなげる戦略について学びました。大規模酪農を行う友夢牧場(新得町)では,バイオガス発電によって温室でスパイスやバナナ,メロンを栽培する現場を見学し,循環型酪農の可能性について学びました。
昼食には,当日訪問した各農場・牧場の野菜や肉を材料に,帯広市内の農家バル「FOOD BABY」のシェフが調理したカレーライスをいただきました。
参加した学生たちからは,「どの生産現場でも差別化を図るための工夫が凝らされていることが分かり,マネジメントについて考えるきっかけになった」「様々な農畜産の現場を回ることで自分の興味に気づくことができ,進路選択の参考になった」などの感想が寄せられました。