昨年度に引き続き,大学構内の酒造「碧雲蔵」で実施している令和4年度「学生の酒造りプロジェクト」の「留仕込み」作業を7月12日(火)に公開しました。
「留仕込み」とは,酒母に蒸米,麹,水を4日間かけ3回に分けて加え,もろみを造る「三段仕込み」の最後の工程になります。
畜産科学課程4年の西田みことさんは「食品科学ユニットでお酒の研究をしている研究室に所属していることがきっかけでプロジェクトに参加した。今日の留仕込み作業では,タンク内のもろみを櫂(かい)で攪拌する『櫂入れ』の工程で,大きく均一に混ぜるための力加減の調整が特に難しかった。」と清酒製造の感想を語りました。
本プロジェクトは,酒造りを通じた実践的な教育の場として,学生が実際の現場で酒造りを経験することで,卒業研究の課題設定や考察への活用をはじめ,高い職業意識の育成を図ることを目的にインターンシップとして実施しているものです。今年度は10名の学生が上川大雪酒造株式会社の川端慎治総杜氏(本学客員教授),若山健一郎杜氏,山根桃華杜氏補佐(大学院博士後期課程2年)ら職人による指導のもと, 清酒製造に参加しています。
今後は,1か月程度もろみをタンクで発酵させ,8月上旬に圧搾,9月に瓶詰めを行う予定です。
なお,本プロジェクトで製造された「純米吟醸 碧雲」は,10月上旬より,帯広畜産大学生活協同組合にて数量限定で販売される予定です。
※「純米吟醸 碧雲」の売上の一部は本学の教育研究に活用されます。
学生の清酒製造の様子は,大学ホームページ・公式SNS 等で情報発信を行いますので,ぜひご覧ください。
【<連載> ~学生の日本酒が出来るまで~】
今年も帯広畜産大学構内にある上川大雪酒造株式会社の碧雲蔵で「学生の酒造りプロジェクト」を実施しています。
学生の酒造りの各工程とその様子をTwitterのモーメントにて紹介していきます。https://t.co/xQV9yPFkkj#帯広畜産大学#碧雲蔵#畜大酒プロ pic.twitter.com/7VcqXMYluV— 帯広畜産大学 (@obihiro_univ) August 17, 2022