1月7日(金)に,帯広畜産大学農業共生圏高度専門家育成事業の一環として,野生生物と人との軋轢を軽減,解消することを目的に,地域住民や関係機関と問題解決に向け協働するための“伝え方”を学ぶ「人への伝え方~相手に合わせた伝え方を考えよう~」講習会を開催しました。
本講習会は,福島県で鳥獣害対策支援や生物多様性の保全に取り組むNPO法人おーでらす代表理事である今野万里子氏を講師にお招きし,オンラインで開催いたしました。
オンライン開催ということもあり,道内だけでなく岐阜県や山口県といった道外からも参加いただき,合計17名の様々な業種・立場の参加者が学びました。講習会では,講義とグループワークを交互に実施しながら,自分が伝えたいことが質問の内容次第で相手にどう伝わっているのかを実際に体験しながら学びました。
最後に今野氏から,「相手に伝えるためには、まず伝える相手を知ることが最初の一歩である。自分の考えを一方的に伝えるのではなく,相手の見ている世界を知ることが重要」と説明があり,参加者からは,「今回の講習会で得たことを業務の参考にしていきたい。」「様々な立場の方と会話ができて勉強になった。」「今後もこのような講習会を開いてほしい。」といった感想が寄せられました。