原虫病研究センターの鈴木宏志教授が2021年度日本繁殖生物学会賞・技術賞を受賞しました。受賞研究は「イヌの生殖工学技術開発に関する研究」です。繁殖生物学に貢献するところが大きい点が高く評価されました。
我が国が慢性的盲導犬供給不足の「盲導犬後進国」であることを知り得たことを転機として、哺乳動物では最も難易度の高いイヌを対象にした生殖工学研究に長年従事しており、これまでに開発された生殖工学技術は、盲導犬を含む補助犬の効率的育成に寄与し、障碍者の自立、健康と福祉の向上に資するばかりではなく、絶滅の危機に瀕しているイヌ科動物の保護にも応用されることを期待されています。
