平舘善明准教授が2020年度日本職業教育学会学会賞を著書「教材にみる岡山秀吉の手工科教育論の特質と意義」にて受賞しました。
本賞は職業教育研究の一層の発展を図るため,研究及び実施において顕著な業績をあげた者に授与される賞です。この度の受賞は平舘善明准教授の著書が戦前に日本の小学校手工科教育論の到達水準を見出すために,「手工教育の確立者」とも評される岡山秀吉に着目し,「技術および労働の世界での手ほどき」を行う教育意義・役割について歴史的事実に即して解明したものであり,職業・技術教育研究へ多大なる学術的貢献が認められるとともに,「復元による教材解釈」という独創的な研究手法によって,歴史研究の新たな地平を拓いていると高く評価されたものです。