令和2年6月4日
帯広畜産大学の学生,教職員の皆さんへ
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)については,緊急事態宣言が全国解除されたとは言え,各地の発症者数やその対応が日々のトップニュースとなっており,予断を許さない状況が続いています。集積されつつあるCOVID-19の情報によると「急速な収束」は望めないことから,With-Coronaの状態が続いていくことを意識し,三密(密閉,密集,密接)を避けるなど感染リスクを最大限に抑えながら教育研究活動を継続していかなければなりません。緊急事態宣言の全国解除を受け,本学は対応方針を5月26日HP【政府の「緊急事態宣言」解除を受けての本学の対応について】に掲載し,それに沿って活動を展開しています。初めての不慣れな環境下において,積極的に遠隔講義を受講している学生の皆さん,遠隔講義システムを構築し,実施している教職員の皆さんの熱意とご努力に深く感謝いたします。
全国から学生が集まる本学ですが,6月18日までの移動制限によって,帯広へ移動できず実家などに留まり遠隔授業を受けている学生がいます。7月13日(月)から一部の実習等について対面での実施を開始しますことから,2週間前の6月28日(日)までに帯広に来ていただくようお願いしています。十分な注意を払い帯広へ移動してください。
なお,コロナ禍における本学の学生支援は,全ての学生が遠隔授業を平等に受けられるよう,「ネット環境の充実」をはじめ「PCやルーターの貸与」など個別対応を第一として進めています。今後も学生諸君が安心して学業をはじめとする学生生活を続けられるよう支援していきます。そのためにも,修学や生活していくうえで不安なこと,困ったことがあれば躊躇せず申し出てください。
コロナ禍によって大学力が下がることがないよう綿密な対策を練り,ますます本学が発展するよう努めて行きたいと思います。今後もCOVID-19発症状況などを注視し,本学の対応を皆さんに発信していきます。
明けない夜はありません。皆でこの困難をのりきりましょう!
国立大学法人帯広畜産大学長